自殺するまで働かされる日本の一人当たりのGDPがイタリアと同じ現状に焦ろう
つい先日、非常に悲しい事件が起きましたね。
ご冥福をお祈り申し上げます。
今回起きた事件
最大手広告代理店の入社1年目だった女性社員が昨年末に自殺したことを、今年9月末に労基署が過労死であったと認定し、東京労働局による強制調査が行われることが報じられました。
この女性は、亡くなる前の10月には105時間にわたる残業をしていたと報道されています。
精神論・根性論で正義を語る大人たち
これまでってこんな意見がまかり通る世の中だったんですねぇ。
「残業時間が100時間を超えたくらいで、過労死するのは情けない」
「月当たりの残業時間が100時間を超えたくらいで過労死するのは情けない。会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂させるという強い意識があれば、残業時間など関係ない」
まぁこの発言をした人が言いたい気持ちもわからんでもないんですが、僕は嫌いですね。
精神論とか根性論とかで起こった問題をまとめる人。
その発言に何の価値があるんですかね?
仕組みが全て
僕はこれまで「仕組みが全て」だとよく言ってきました。
(個人的にはよく気合や根性バカと思われがちですが。汗)
だってその方が単純に解決に向かって話を進めやすいじゃないですか。
「自殺した原因?
気合や根性が足りないだけだ!」
で話を終わらせるんじゃなくて、
本当に足りないと思うなら、必要と思われる気合や根性を身につけるための仕組みが整ってなかったことが問題だと思うわけです。
(もし仮に気合や根性を原因だと言うなら、ですが)
当事者ご自身の定性的な部分に結論付けをしても
全くもって問題の解決にはならないですよ、まず間違いなく。
日本の一人当たりのGDPがイタリアと同じ
話は少し逸れますが、日本の一人当たりのGDPってどれくらいか知ってますか?
現在、世界26位で約3万ドルです。
そして日本の一人当たりのGDPに最も近しい国がイタリア。
休日返上・残業100時間超え、が当たり前な日本
一ヶ月まるまる休んで世界旅行、が当たり前なイタリア
そんな2国の一人当たりのGDPがほぼ同じなんですよね〜
ははは、全く笑えない状況にあるのと思います。
もっと頑張ろうと思う
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」なんてよく言いますが、
日本のこれまでの文化を作り上げてきた大人達は果たしてどっちなのか…
上の世代の人の言いなりになってるだけじゃやっぱり危険だなって思います。
大切なことを大切にできる働き方ができる人が一人でも増えるよう、
ぼく自身ももっともっと頑張っていこうと思います。
下の世代の人たちのためにも、ね。